ID 13186
登録日 2009年 9月11日
タイトル
三重津海軍所跡で佐賀市教委 ドック木杭護岸発見 「世界遺産登録の好材料」
.
新聞名
西日本新聞
.
元URL.
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/121117
.
元urltop:
.
写真:
写真が掲載されていました
.
世界遺産登録を目指して佐賀藩の近代海軍基地「三重津海軍所」跡(佐賀市川副町・諸富町)の発掘を進める佐賀市教委は、新たにドックの遺構とみられる木杭(きぐい)護岸を発見、10日、報道陣に公開し
た。ドックの遺構が初めて確認され、関連出土品も多数に上った。市教委は「登録に向けた好材料」と期待している。
現存する史料で推定すれば、ドックは奥行き70メートル、幅は最大50メートル。見つかった護岸はその一部とみられ、地表から約1.6メートルの深さで出土。高さ約80センチ、太さ約15センチの木のくいが、約3メート
ルの範囲に約20本並び、護岸を形成していた。ドックに船を浮かべて修理する際、護岸から船に架けた橋の一部とみられる丸太材も発見。木杭護岸から突き出る形で2本あった。
4月に発掘現場を視察した九州・山口の近代化産業遺産群登録推進協議会の専門家委は「産業遺産群への登録には(日本初の実用蒸気船の)凌風丸(りょうふうまる)を建造した地点の発見が重要」と指摘していたが、今
回見つかったドックでは造船はできなかったとみられ、市教委は「修理用ドックではないか」としている。
..