ID 13038
登録日 2009年 9月 1日
タイトル
アムステルダム国立美術館収蔵の「月の石」、実は樹木の化石
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新聞名
スラッシュドット・ジャパン
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元URL.
http://slashdot.jp/science/09/09/01/0054226.shtml
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元urltop:
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写真:
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アムステルダム国立美術館に収蔵されている「月の石」が実は単なる木の化石であることが判明したそうだ (AFPBB News の記事、らば Q の記事、本家 /. 記事より)。
この「月の石」は 1969 年 10
月、当時の駐オランダ米大使からウィレム・ドレース元首相に個人的に送られたものだそうだ。元首相の死後、アムステルダム国立美術館の所蔵品となった。石はマッチ箱ほどの大きさで、「アポロ 11
号の宇宙飛行士らのオランダ訪問を記念し米国大使より謹呈」といった文言が記されたプレートも付いている。
しかしアポロ 11 号が帰還したのは 1969 年 7 月であり、そのたった数ヶ月後に月の石が贈られるとは考え難いと専門家らが指摘し調査が行われた。その結果 50 ユーロ (約 6700 円)
以下の価値しかない樹木の化石であることが判明したという。ちなみにこの石には 5 万ユーロ (約 668 万円) の保険がかけられていたそうだ。調査を行った館内誌編集長 Xandra van Gelder 氏によると NASA
はこの「月の石」を複数の国にプレゼントしているという。
全く「月の石」ではないことが判明したこの化石は今後「ドレース氏の月の石」として同美術館に引き続き所蔵されていくとのことだ。
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