ID 12751
登録日 2009年 8月 4日
タイトル
ケータイで寄付、森林整備 全日空も「カーボンオフセット
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新聞名
フジサンケイ
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元URL.
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200908040080a.nwc
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元urltop:
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写真:
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全日空は3日、航空機での移動に伴って排出される二酸化炭素(CO2)を、森林整備に協力することで削減する制度を9月10日から導入すると発表した。日本航空も今年2月から、乗客がパソコンを通じてC
O2削減に寄付できる仕組みを設けており、航空業界では地球温暖化防止へ向け、乗客を巻き込んだ取り組みが広がっている。
9月10日に羽田と千歳、伊丹、福岡、那覇を結ぶ主要4路線で試験的にスタート。10月1日からはグループ6社の国内全121路線で始める。国際線については、「来年度以降の導入を検討している」(全日空)という。
希望する乗客は搭乗口に用意されたQRコード付きのポスターから携帯電話のサイトにアクセスし、任意に協力する仕組み。サイトには、乗客1人当たりのCO2排出量や、それを相殺するのに必要な金額が表示されて
おり、クレジットカード決済で寄付ができる。
金額は飛行距離によって、130円~1900円程度となる見通し。寄付金は北海道などでの森林整備や植林に活用される。排出した量に応じて、CO2を吸収する森林を増やし、差し引きゼロにする「カーボンオフセット
」の考え方に沿っている。
すでに開始している日本航空グループでの実績は100件強で「認知度を高め、広げていきたい」(同社)としている。
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