1. HOME
  2. 木の情報発信基地Top
  3. 8.樹木
  4. 樹木・植樹・木のニュースアーカイブ TOP
ID 12390
登録日 2009年 6月30日
タイトル
地球温暖化:韓半島で松97万本が
.
新聞名
朝鮮日報
.
元URL.
http://www.chosunonline.com/news/20090701000055
.
元urltop:
.
写真:
 
.
地球温暖化と深刻な冬の小雨の影響で、韓半島(朝鮮半島)南部を中心に松の木が大量に枯れ始めている。今年に入ってからすでに100万本近くが枯れたという。
 30日に山林庁の国立山林科学院が行った調査によると、5月末の時点で松の木が黄色く変色して枯れる現象が確認された山林の面積は8416ヘクタールに達し、枯れた木は97万4000本に達したという。
 被害は慶尚南道、蔚山、全羅南道、釜山など南部を中心に八つの市や道、71の市、郡、区で発生している。とりわけ巨済(22万1000本)、密陽(18万4000本)など慶尚南道では83万4000本が枯れ、被害全体の85.6%を 占めている。
 松の木が枯れる原因としては冬の異常高温と小雨による水分不足が挙げられている。松などの針葉樹は広葉樹や落葉松とは異なり、冬にも葉をつけている。そのため小雨の影響で水分が補われなかったり、気温が高 くなって水分が蒸発すると、生理的代謝障害を起こして木が枯れてしまう、と山林科学院は説明する。特に、北向きの斜面よりも太陽の光が豊富な南向き斜面、水分の奪い合いが起こる密集林、水分が十分に行き渡らな い岩盤地帯などの乾燥した地域で被害が深刻だ。
 山林科学院は「特に気温の上昇は水分不足によるストレスをさらに増幅させ、木が枯れるペースを早める」と説明している。
 同科学院山林生態研究課のイム・ジョンファン博士は、「温暖化の影響で常緑針葉樹が枯れる被害が中部地域にも広まることが予想される。温室効果ガスの削減や森林を育てるなどの適切な密度管理対策が必要だ」 と指摘する。さらにイム博士は「今のような気候変動のペースが続いた場合、2060年代には江原道や智異山などの高地を除く地域では、松の木が完全に消滅してしまうだろう」と予想した。
..

このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

中川木材産業のビジネスPR その18 (公開2018.8.1 更新2019年11月11日 )