ID 12381
登録日 2009年 7月 3日
タイトル
花巻の4森林組合が合併 組合長に中村氏
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新聞名
岩手日報
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元URL.
http://www.iwate-np.co.jp/economy/e200907/e0907021.html
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元urltop:
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写真:
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花巻市内の4森林組合(花巻市、大迫町、石鳥谷町、東和町)は1日合併し、新たな花巻市森林組合が発足した。合併方式はこれまでの花巻市組合が存続組合となるが、同日の理事会ではあらためて組合長に
中村省三氏(78)=花巻市組合長=を選任。今回の合併で県内の森林組合数は21組合となった。
合併組合は同日夕、新たに本所とした同市若葉町3丁目の事務所前に中村組合長と山陰一利専務(61)=旧大迫町組合長=が看板を設置。引き続き理事、職員らが出席し開所式を行った。
4組合の合併協議は1970年代にスタートした。財務格差などで長く協議が進まなかったが、旧1市3町の合併で組織統合の機運が再燃し、2008年8月に合併推進協議会を設置した。組合員の拠出金問題を抱える東
和町組合が合併協を離脱するなど一時混乱したが、今年3月に予備契約に調印。6月には県の合併認可を受けた。
合併組合の経営規模(08年12月末現在)は組合員数2412人、経営森林面積は県内21組合中11番目の1万9660ヘクタール。払い込み済み出資金は約1億3100万円、総代数は200人。
本所のほか、大迫町に事業センター(製材・加工部門)を置き、初年度は事業総利益6680万円、当期剰余金1630万円、13年度は事業総利益1億1940万円、当期剰余金945万円を目指す。
中村組合長は「合併の目的は経営基盤の強化。材価の低迷で林産事業が皆無といっていい中、森林整備事業を柱に力を合わせて取り組む」としている。
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