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ID 12154
登録日 2009年 6月18日
タイトル
県造林公社問題:「人工林、再生を」 森保全求める県民の声多く--検証委
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090617ddlk25010587000c.html
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元urltop:
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写真:
 
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県造林公社とびわ湖造林公社が抱えた約1080億円の債務のうち、農林漁業金融公庫からの借入金約490億円を県が肩代わりすることになった問題で、検証を続けている第3者委員会「造林公社問題検証 委員会」の第7回会議が16日、県庁であった。一連の問題への県民の意見が紹介され、「森の保全をどうするのか」と人工林の再生を求める意見が相次いだ。委員会は7月中に開催予定の会議で検証結果をとりまとめる 。委員長の真山達志・同志社大教授は「どこに問題があったのかを県民に分かりやすく届けたい」と話している。
 県内の森林の1割にあたる約2万ヘクタールを造林した2公社は運営資金を農林漁業金融公庫(現日本政策金融公庫)などからの融資に頼り、07年度末の借金は約1105億円に上った。返済計画は頓挫し、連帯債務者 となっていた県は公庫の借入金約690億円(利子を含む)を今後40年以上をかけ分割償還する。
 経営悪化の原因を検証しようと、県は昨年12月に学識経験者や公認会計士、弁護士ら8人による委員会を設立。議論を重ね、(1)造林計画が初めからビジネスモデルとして間違っていた(2)公社の経営感覚がマヒし ていた(3)融資を続けた公庫にも責任(4)債務処理が表面化してからの県の交渉力不足--などの問題点をまとめ、12日まで県民に意見を求めた結果、計164件が寄せられた。
 意見では、委員会の議論に「開き直りの内容」との指摘もあったが、山林所有者らからは「奥山の造林は無駄だった」「森の保水のために広葉樹を植えるべき」と森林保全のビジョンを求める声もあった。16日の会議は 湖北の山林所有者も傍聴し、「ブナ原生林に取って代わった人工林は積雪で荒廃し放置された。地元住民への謝罪も必要だ」と意見を述べた。
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

中川木材産業のビジネスPR その18 (公開2018.8.1 更新2019年11月11日 )