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ID 12111
登録日 2009年 6月16日
タイトル
GM技術で乾燥・塩害に耐久力 ユーカリでアフリカ支援 筑波大が試験的植林へ
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新聞名
東京新聞
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元URL.
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20090616/CK2009061602000106.html
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元urltop:
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写真:
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 筑波大は十五日、アフリカ開発銀行と共同で、遺伝子組み換え(GM)技術を用いて乾燥や塩害に耐える力を強くしたユーカリを、砂漠化が急速に進むアフリカのサハラ砂漠外縁部で植林するプロジェクト を発表した。
 政府が十三日、イタリアで開かれた主要八カ国(G8)の財務相会合で提案したアフリカ支援策の一つ。
 ユーカリは成長が早く、紙の原料やバイオ燃料になることから、農業に適さない乾燥地帯の産業づくりや、緑化を通じた地球温暖化対策への貢献が期待されている。
 筑波大は二〇〇六年、チュニジアに北アフリカ・地中海連携センターを開設し、〇八年には同銀行と人材育成や研究・教育について覚書を締結。同銀行のドナルド・カベルカ総裁は大学のユーカリ研究に関心を示し、植 林事業への支援を政府に要望していた。
 筑波大が試験栽培しているユーカリは二種類で、いずれもバクテリアの遺伝子を導入。根から吸い上げる水分の塩分濃度が、普通の品種が塩害を受ける濃度の五倍となる3%でも成長できるようにした。アフリカには 在来種がないため、交雑の心配がない。
 今後、植林候補地の状況や適した品種などの予備調査に取り組み、二年後に三カ所程度で試験的な植林の実現を目指す。
 渡辺和男教授は「日本とは成長の仕方が違う可能性もあるが、アフリカで役に立てることを願っている」と話している。 
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

中川木材産業のビジネスPR その18 (公開2018.8.1 更新2019年11月11日 )