ID 12072
登録日 2009年 6月 3日
タイトル
ハンノキハムシ大発生 函館の公園など広葉樹に食害 あす殺虫剤散
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki2/169422.html
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元urltop:
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写真:
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函館市内や近郊の都市公園で昨秋大発生した害虫ハンノキハムシが、今年も道立道南四季の杜公園(函館市亀田中野町)を中心に大発生し、広葉樹の葉がボロボロになる食害が広がっている。同公園は「放
置するとせっかくの新緑がすかすかになってしまう」と深刻に受け止め、5日に公園内の樹木に殺虫剤を散布する。
ハンノキハムシの成虫は黒青色で、体長7ミリ。ハンノキ類やシラカバ類を中心に広葉樹の葉が好物で、通常6月に葉裏に黄色の卵を産みつけて食害する。7月に幼虫、8月に成虫となって葉を食べ、秋から地中や落ち
葉の下で越冬する。人間には無害だ。
現在、食害が確認されているのは四季の杜公園のほか、函館市民会館前、市立函館病院(港町1)の敷地内、市民の森(上湯川町)、北斗市総合運動公園など。桜の治療を50年以上続けている七飯町の浅利政俊さん(
78)が4月下旬から調べて分かった。「ここ3年大発生が続いており、夏にかけてますます増える。木のダメージは大きい」と心配する。
害虫に詳しい道立林業試験場道南支場(桔梗町)の南野一博研究職員は「一般に害虫の大発生は数十年周期で起き、通常は1、2年で終息する。木が枯れることはないだろうが、駆除するなら今が最適」と話す。
函館市内の道立公園と主要公園を維持、管理している市住宅都市施設公社は「殺虫剤散布などの維持、管理は各公園に任せている」と話している。
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