ID 11969
登録日 2009年 5月22日
タイトル
巨木タブノキ伐採へ 坂井・三国の貴船神社
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新聞名
福井新聞
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元URL.
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news3/article.php?storyid=898
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元urltop:
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写真:
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福井県坂井市三国町梶の貴船神社境内にある巨木、タブノキが県の道路拡幅工事に伴い、伐採されることになった。このほど開かれた樹木の診断結果報告会で、専門家から「幹が腐っており、倒木の危険が
ある」と説明を受けた地元住民から異論はなく、県は近く伐採に踏み切る。
県が計画している主要地方道三国東尋坊芦原線の同町崎―梶間の拡幅工事に伴い、道路沿いあるタブノキ伐採を梶自治会に持ち掛けた。
2月の総会では、住民の賛成多数で伐採が決定したが、高さ約15メートル、幹の直径170センチにもなる巨木は「同神社の神木」と、一部の住民が樹木を残す方法がないか市に要請。市は県に伐採の保留を申し出て
いた。
住民約30人が出席した報告会では、県から樹木の診断要請を受けた県総合グリーンセンターの樹木医、今井三千穂さんが説明。「外観は風格があり素晴らしいが、幹の中は空洞になっており、放置しておくと倒れる恐
れがある。危険な状態だ」と調査結果を述べた。
市も「安全のためにも早急に伐採したい」と話し、住民に意見を聞いたところ異論は出なかった。兵堀英雄自治会長は、「残したい人もいるだろうが、納得してもらえたと思う」とし、県三国土木事務所も「地元と話し合い
ながら伐採を進めたい」と話していた。
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