ID　11529

登録日　2009年 4月27日

タイトル

遠賀川源流の森づくり推進会議　緑化運動で総理大臣表彰

新聞名

読売新聞

元URL.

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news/20090427-OYT8T01132.htm

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嘉麻市の住民団体「遠賀川源流の森づくり推進会議」が、緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰を受けた。同会議会長で、果樹園を経営する森裕治さん（４６）は「活動が評価され、今後の励みになります」と喜 んでいる。
　遠賀川源流の山林が林業の衰退や後継者不足で荒れていることに危機感を強めた人たちが、旧嘉穂町のまちづくり組織を母体に１９９７年に発足させた。
　保水力が高く、山肌が崩れにくい森をつくろうと、ボランティアを募って、手入れされずに放置されたままの山林の下草刈りや植樹を実施。これまで８ヘクタール以上にわたり、シイやカシ、クヌギなど１万本を超える広葉 樹を植えた。また、子どもたちに森の大切さを感じてもらおうと、夏には沢登りやカヌー体験なども企画している。森さんは「自然と触れ合う機会がないと、森を取り巻く現状が伝わらない。将来の森づくりの担い手となる 子どもたちの自然体験も、充実させていきたい」と話している。
　今年の内閣総理大臣表彰には同会議のほか、全国から１２の個人・団体が選ばれた。