ID 104
登録日 2006年 10月 9日
タイトル
陸自十勝飛行場周辺の森林 帯広市、高すぎる樹木伐採へ
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20061011&j=0047&k=200610117939
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元urltop:
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写真:
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陸上自衛隊帯広駐屯地(帯広市)内の十勝飛行場周辺に広がる「帯広の森」など市有地の樹木二千百九十六本が、航空法で定める高さ制限を超え、同駐屯地が「安全運航の障害になる」として帯広市に撤去
を求めた問題で、市は十日、カラマツなどの対象樹木を伐採する方針を固めた。市民が植樹して育てた樹木の伐採に、一部市民は反発している。
市が対応策の検討を依頼した市民組織「十勝飛行場周辺の帯広の森づくり検討会」が同日、伐採を基本とする提言書を提出したのに対し、砂川敏文市長が提言書に沿って対応する意向を言明した。
提言書は、既に航空法に抵触している樹木は来年度に伐採し、ほかの樹木も同法に抵触する高さになったものから順次、伐採するとした。
その上で、対象区域を、同法が定めている樹木の高さ制限の違いに応じて、《1》「草原」的区域《2》「里山林」的区域《3》「広葉樹」区域-の三ゾーンに分けて、それぞれの区域で新たに草花や、樹高があまり高くならな
い種類の樹木を植えていくとした。
これに対し、七年前に植樹に参加した市内の主婦(51)は「検討会の議論と並行して、公聴会や討論会を開き、植樹に汗を流した市民の意見を反映するべきだった」と市の対応を批判した。
帯広の森では二○○四年まで三十年間、市民植樹祭が開かれてきた。同飛行場周辺では大きな木で高さ十五メートルほどに育ち、同駐屯地は○二年から撤去を求めていた。
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