ID 11234
登録日 2009年 4月 7日
タイトル
「姉妹木」締結へ 屋久縄文杉 NZの巨木 保存技術など交換 23日調印式 共同でガイド育成
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新聞名
西日本新聞
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元URL.
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/88109
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元urltop:
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写真:
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世界自然遺産にも指定されている鹿児島県・屋久島を代表する「縄文杉」と、ニュージーランド・ノースランド地方にある針葉樹カウリの巨木「タネ・マフタ」が「姉妹木」を締結することになった。姉妹都市な
らぬ姉妹木の締結は世界的にも珍しいという。屋久島町とニュージーランドは、23日の姉妹木締結をきっかけに、国境を越えて樹木の保存技術交換や観光ガイド育成などに取り組む。
屋久島の国有林にある縄文杉は樹齢数千年と言われ、毎年多くの観光客が足を運ぶ。一方、ワイポウア森林保護区にあるタネ・マフタも樹齢1200年から2500年の古代木。タネ・マフタはマオリ語で「森の神」を意味し
、先住民によって守られてきたという。
屋久島と同国の親交は約2年前、観光ガイド同士の個人的な交流から始まった。森の中にひっそりとたたずむ両木の神聖な雰囲気や、古代木を守りながら観光客の集客につなげていることなど、両地域に共通点が多か
ったことから、行政や学校間での交流が広がった。
今回、姉妹木を締結するのは、屋久島町と、森林保護区がまたがるファーノース地区とカイパラ地区。伝統や文化、青少年の交流などをさらに加速するのが狙い。調印式はニュージーランドで行われ、両地区の市長や
屋久島町の日高十七郎(となお)町長などが出席する。
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