ID　11140

登録日　2009年 4月　4日

タイトル

鶴居の山林、活動休止　道内唯一の「森林セラピー基地」

新聞名

北海道新聞

元URL.

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/agriculture/156944.html

元urltop:

写真:

　

道内で唯一、科学的に心身の癒やし効果があると認められた「森林セラピー基地」に認定されている釧路管内鶴居村の民有林「山崎山林」が、三月末で基地としての活動を休止した。管理運営する北都（釧路 市、山崎正明社長）は「不況の影響で本業の林業に専念せざるを得ない」と話している。
　同山林は山崎社長の私有地で、釧路湿原国立公園内にある約二百五十八ヘクタールの広葉樹と針葉樹の混合林。二〇〇七年三月、当時の森林セラピー実行委（事務局・国土緑化推進機構）から基地の認定を受けた。
　北都が専従の社員一人を配置。森林セラピーツアーやガイドの養成講座などを実施し、〇七年度は約千三百人、昨年度は約六百人の利用があった。ただ昨年末ごろから国内の合板工場が減産に入るなど林業を取り巻 く環境が厳しさを増したため、基地としての活動休止を決めたという。
　今後は山林の管理のみを行い、一般の立ち入りは原則禁止する。活動再開の見通しは不明という。