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ID 11023
登録日 2009年 3月19日
タイトル
人工林減らし広葉樹林増やす必要ある
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20090320ddlk20040054000c.html
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元urltop:
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写真:
 
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人工林減らし広葉樹林増やす必要ある--森林整備の在り方、研究者らが討論  絶滅の恐れがあるイヌワシなど大型猛禽(もうきん)類の保護と森林整備のかかわりを、生物多様性の観点から考えるシンポジウムが松本市内で開かれ、猛禽類保護のために森林整備の在り方を見直す必要性などが 話し合われた。
 中部森林管理局や長野イヌワシ研究会などでつくる生物多様性総合プロジェクト実行委員会が主催。研究者らが討論を展開し、約100人が傍聴した。
 日本イヌワシ研究会などによると、国の天然記念物で国内希少野生動植物種のイヌワシは全国でわずか約200つがい、個体数は約650羽とされる。
 しかも近年、繁殖成績は急速に悪化している。長野イヌワシ研究会による県内の営巣地の調査では、96~05年の10年間の平均繁殖成功率は、現状の生息数維持が可能な50%を大きく下回る20・6%にとどまって いる。
 シンポで日本イヌワシ研究会の須藤明子事務局長は、日本の森林の41%を針葉樹の人工林が占めるとして「イヌワシは広葉樹林でかなり狩りをする。広葉樹の森には多くの生き物が暮らせる」と指摘し、人工林を減ら して広葉樹林を増やす必要性を強調した。
 由井正敏・岩手県立大教授はイヌワシの繁殖成功率が落ちた要因として、間伐せず放置された森林が増えてイヌワシの狩り場が減ったことを指摘。狩りができる5メートルほどの幅で列状に森林を伐採する「列状間伐」 導入を森林施業者に求めた。
 長野イヌワシ研究会の片山磯雄代表も「森林が密閉した影響が大きい」と語り、特にイヌワシ営巣地周辺で、森林を刈り込むなどして狩り場を整えることが重要とした。
 これに対し、中部森林管理局の上野司郎計画部長は「針葉樹は必要」としながらも、「イヌワシ保護のためにも、林業が成り立つよう努力していくことが必要だ」と語った。
 研究者の多くも林業の成立がカギとの認識で一致。由井教授は「林業と自然保護が両立しなければならない」と締めくくった。
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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