ID 10980
登録日 2009年 3月23日
タイトル
幹周り10メートル!! 「巨木」育つ匝瑳
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新聞名
MSN産経
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元URL.
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/chiba/090302/chb0903021405004-n2.htm
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
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俳優の地井武男さんの故郷として知られる千葉県匝瑳市。地井さんと並ぶこのまちの自慢が「巨樹・巨木」だ。
平成12年に環境省(当時は環境庁)が行った「巨樹・巨木フォローアップ調査」では合併前の旧八日市場市内で211本が確認され、「新発見の巨木が多かった市町村」で全国トップになり、一躍「巨木のまち」として名を
はせた。この調査での巨木とは、原則として「地上から1・3メートルの高さの部分の幹周りが3メートル以上の樹木」のこと。巨木の総数でも匝瑳市は全国10位以内に入っている。
市内最大の巨木は飯高地区にある「安久山(あぐやま)のスダジイ」で、幹周りはなんと10メートル。全国5番目の大きさを誇り、樹齢は800年とも1000年ともいわれる。このほか松山神社のスギ(幹周り7・7メートル)
、飯高寺のスダジイ(同7メートル)など、市内には幹周り5メートル超のシイやスギの木が10本以上も存在する 山林地帯ではない匝瑳市になぜ巨木が多いのか。市広報紙で「巨樹・古木」のコーナーを担当してい
る広報広聴班の寺本朗男副主幹は、理由をこう分析する。「市内の巨木の大半は、寺社の境内や古い民家の庭にあります。神木や霊木として大切に扱われてきたため、大きく育った古木が残っているのでしょう」
巨木の魅力を市民に知らせようと、平成18年7月号からコーナーを設け、これまでに31本を紹介した。「厳しい自然の中で何百年も生き続けている生命力には驚くばかり。幾つもの時代を生きてきた巨木が故郷の歴史
を伝えてくれているような気がします」と寺本さん。近ごろは巨木めぐりに訪れる人も増えている。
■一口メモ 巨木に関する問い合わせは、匝瑳市産業振興課商工労政室(電)0479・73・0089。
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