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ID 10502
登録日 2009年 2月12日
タイトル
クラゲを使い樹木の生育実験 香川
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新聞名
MSN産経ニュース
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元URL.
http://sankei.jp.msn.com/region/shikoku/kagawa/090213/kgw0902130332000-n1.htm
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
 
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クラゲを使った樹木の生育実験が12日、香川県善通寺市吉原町に整備中の花公園(仮称)で始まった。日本海などで異常発生して漁業被害をもたらした大型クラゲの有効活用の1つ。愛媛大農学部の江崎次 夫教授(環境緑化工学)のグループと食品製造会社「マルトモ」(愛媛県伊予市)が、クラゲの保水性と栄養分に着目して産学協同で研究した土壌改良材を使用する。
 江崎教授によると、クラゲは90%が塩分を含んだ水。残りが窒素、リン酸、カリなどの栄養分。「海の厄介者を有効活用できないか」と約5年前から研究してきた。植物に適さない塩分を含んだ水分を抜き、熱風乾燥後 のチップ化を考案。乾燥クラゲは体積の7~8倍の保水性があり、約1年で微生物に分解される肥料効果もある。
 これまでに、山林火災に遭った愛媛県の大三島や、火山灰性の土地が広がる鹿児島市の桜島など全国3カ所で樹木を根付かせる実験を実施。枯死率が低下し、成長も速いなどの結果が得られたという。今回は4カ所 目の実験となる。
 この日、江崎教授らが公園を訪れ、ヤマハンノキ(高さ約4メートル)を1本植えた。植樹する穴の周囲に、クラゲと土を撹拌(かくはん)した土壌改良材を詰めた塩化ビニールのパイプ(長さ1・2メートル)6本を設置し、 その中心部に根の部分を植え、さらに土壌改良材で埋めた。今月中に実験用として高・中・低木を計20本植える。
 江崎教授は「今回の実験場所は、小石や砂を含んだ傾斜地で水はけがよい。樹木は4~10月に成長し、秋口には実験の結果が分かる。研究の最終目標は砂漠の緑地化」と話した。
 同市の花公園整備事業は防衛省の補助を受け、約4ヘクタールの丘陵地で平成19年6月から建設に着手。昨年夏までに植栽をほぼ終えていたが、昨年夏の異常渇水で一部が枯死したため、江崎教授に協力を求めた 。公園は来年春の開園予定。
 同社は特許を申請している。今年は草花で効果を調べ、来年には商品化する予定という
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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