ID 10486
登録日 2009年 2月13日
タイトル
エタノールは頼れる代替燃料に~ただしガソリン高が条件
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新聞名
USFL.COM
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元URL.
http://www.usfl.com/Daily/News/09/02/0213_031.asp?id=67574
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元urltop:
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写真:
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米国のエタノール生産量は、2030年までには国内ガソリン使用量の3分の1を賄えるまでに増えるという試算を、サンディア国立研究所とゼネラル・モーターズ(GM)が発表した。ただし実用的な代替燃料とな
るには、ガソリン代が現在より高くなることが条件だという。
AP通信が報じた両社の共同研究結果によると、植物性廃棄物や農作物を原料にしたエタノール生産量は、同年までに年産900億ガロンに達し、このうちスイッチグラスやトウモロコシの茎葉、麦わら、樹木類などセル
ロース原料が750億ガロンを占める。
しかし、ノースダコタ州立大のバイオ燃料経済学者、コール・ガスタフソン氏は、「エタノールの生産技術は進歩がかなり遅い」と指摘し、両社が試算する生産量の達成に懐疑的な見方を示した。900億ガロンという数字
は、同氏が目にしたこれまでの各種調査の中で最も高いといい、22年までに360億ガロンの再生燃料をガソリンに混合するよう求める連邦政府の基準をはるかに上回る。
サンディア研究所の燃焼・業界技術担当次官、アート・ポンタウ氏は、この数値の達成には、政府が他の安い燃料からエタノール業界を保護する必要があると説明した。エタノールの税抜き価格を1ガロン当たり1.5ドルと
した場合、ガソリンが同2.25ドル、小売りで2.65ドル以下になるとエタノールの利点は失われるという。
今月10日時点でのガソリンの平均小売り価格は約1.93ドル、1年前は2.95ドルだった。同日のエタノール混合燃料E85は1.655ドルだった。
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