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ID 9812
登録日 2008年 12月 9日
タイトル
タイトル
木組みの取水施設や木簡出土 奈良・薩摩遺跡
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新聞名
新聞名 MSN産経ニュース
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元URL.
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/081209/acd0812092051006-n1.htm
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
  写真が掲載されていました hhh
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 奈良県高取町の薩摩遺跡で、奈良~平安時代(8~12世紀)の灌漑用ため池に設けられた木組みの精巧な取水施設や、ため池を設置した人物名を記した木簡が見つかり、県立橿原考古学研究所が9日発 表した。木簡は、ため池の完成式典で読み上げられた“式辞”ともみられるという。この時期の取水施設は、国内最大のため池「狭山池」(大阪府大阪狭山市)でしか見つかっておらず、当時の農業の実態が分かる貴重な資 料になりそうだ。
 ため池は南北約90メートル、東西約40メートルにわたって検出。取水施設はため池の北端に設けられ、角材をくり抜いた木樋(もくひ)の一部(長さ1・2メートル、幅50センチ)が見つかった。水の供給量を調節するため の栓(せん)の一部も確認され、構造的には現在のため池の取水施設と共通するという。
 木簡には「この池を作り終わると、神秘的な現象が起こった。波多(はた)地域の里長である檜前主寸(ひのくますぐり)がこの池を作った」と記されていた。
 和田萃(あつむ)・京都教育大名誉教授(古代史)は「木簡は、ため池完成セレモニーの際に読み上げたものかもしれない」と指摘した。現地説明会は14日午前11時から。近鉄市尾駅から東へ徒歩15分。
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