ID　9360

登録日　2008年 11月13日

タイトル

＜吉野・秋＞仏さんの花と共生

新聞名

新聞名 読売新聞

元URL.

http://osaka.yomiuri.co.jp/sakura/yoshino/20081111kn0c.htm

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吉野山には日本固有の針葉樹・コウヤマキ（高野槙）が群生する。抗菌作用があるといわれ、古来、棺(ひつぎ)や風呂釜として重宝された。
　見た目は怪しげ。本当は真っすぐ伸びる木だが、幹の途中から曲がった枝が幾つも生える。お盆の慣習で、人々が枝を切って供花に添えたため、切り取った部分から枝分かれを繰り返したのが理由。注ぎ込む秋の日差 しもゆがんで見える。
　旅館「宝(ほう)の家(や)」の森下圭太郎さん（３１）によると、地元では「仏さんの花」と呼ぶ。「ここには自然と共生する心がある」。暮らしとともに木は生き続ける。