ID 9267
登録日 2008年 11月 5日
タイトル
桜並木 老朽化と根上がりが進行
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新聞名
タウンニュース
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元URL.
http://www.townnews.co.jp/020area_page/01_thu/11_izum/2008_4/11_06/izum_top1.html
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元urltop:
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写真:
複数の写真が掲載されていました】
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街路樹の根が生育とともに舗装を持ち上げ、道路が凸凹になる状態「根上がり」の対策事業が今年度から泉土木事務所により進められている。これによる樹木医らの調査がこのほど行われ、特にかなりの割
合で木内部の腐敗が進行、倒伏の恐れがあると判断されたのが、いずみ野駅前通りの桜並木と上飯田団地周辺だ。
いずみ野駅周辺の桜並木は樹木医らの調査の結果、155本中58本が根株腐朽病と診断された。ベッコウダケというキノコが樹木に侵蝕し、根っこがスカスカ、幹もスポンジのように柔らかくなってしまった木もあった。
全体のうち7本が倒伏危険の恐れがあると診断されたため、16本が伐採、12本に大幅な剪定が行われた。また、同駅南口へと続く街路樹は特に根上がりが深刻で、大きく路面が盛り上がっている箇所が多い。「歩行が困
難」という地域住民の声も上がる。
泉木事務所は地元と意見交換を行いながら、事業を進めていく方針だ。10月25日には二回目となる検討会が持たれている。駅周辺の和泉北部連合自治会などは「今後これから地元の意見をとりまとめていきたい」とし
ている。工事は平成21年度に着工する予定。土木事務所道路係は「地域住民の声を踏まえ、より良い形で進めていきたい」と話している。
対応急がれる上飯田団地周辺
また上飯田団地周辺も根上がりや老朽化が深刻。特に緊急性を要しているとしてすぐに対応する方針だ。この理由として、「上飯田小学校が近くにあり、通学路として児童が利用しているため」と土木事務所。20年度中
に倒伏危険のある15本の伐採、枯れ枝等の剪定を行う。病気に侵されていると診断された43本は平成21年度・22年度に伐採する計画だ。
現在、全国的に見ても「根上がり」による歩行者障害を引き起こす事例は多い。工事関連会社によると、平成12年に交通バリアフリー法が施行され、歩道の有効幅員を2m以上確保するようになったことから、植樹帯が狭
小、根の伸びる範囲が制限された。これが原因と考えられるという。
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