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ID 9241
登録日 2008年 11月 1日
タイトル
飯田のシンボル「りんご並木」は市民の希望
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新聞名
MSN産経ニュース
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元URL.
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/nagano/081103/ngn0811030245000-n1.htm
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
 
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戦後日本の焼け野原に流れた「リンゴの唄」が人々の心を癒したように、飯田大火の焼け野原となった町に植えられた「りんごの木」は市民にとって希望のよりどころとなった。
 昭和22年に発生した火災は、町中心部のほとんどを焼き尽くし、被害は約4000戸、約60万平方メートルに及んだ。焼け野原から町を復興させていくなかで、28年9月に地元の市立飯田東中学校の子供たちが植えた 40本から現在の「りんご並木」は始まった。大火の教訓から、延焼を防ぐ「防火帯」の役割も果たしている。
 大火後の植樹からすでに50年以上が経過し、焼け野原だった当時の面影はどこにもない。周辺には再開発ビルが立ち並び、並木道を見下ろしているが、リンゴの木は今も変わらず、春になると可憐(かれん)な白い花 で市民を和ませ、秋が深まると真っ赤な実を付け、ほんのり甘酸っぱいにおいを漂わす。その香りと、町のシンボルとなった物語で、平成13年の環境省「かおり風景100選」に選ばれた。
 リンゴの手入れも変わらず東中学の生徒が受け持つ。1つのクラスが1つの木を担当。1年をかけて、土づくりから、草むしり、収穫、枝の剪定(せんてい)までを行う。収穫は10月上旬に始まり今月中旬まで続く。生徒の 手でもぎられたリンゴは学校で給食として登場するほか、市内の福祉施設などにも贈られている。(高砂利章)  りんご並木 JR飯田線の飯田駅から徒歩5分。飯田市立動物園から中央公園にかけての幅約25メートル、長さ約350メートルの区間が「りんご並木」として整備され、「飯田のシンボル」となっている。
 春には白い花、秋には真っ赤な実を付けるりんご並木は、平成13年、「豊かな香りと、その源となる自然や文化・生活を将来に残そう」と環境省が選定した「かおり風景100選」に選ばれた。
 問い合わせは飯田観光協会(電)0265・22・4851。
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