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ID 9187
登録日 2008年 10月26日
タイトル
『桜の山』づくり、100年構想 日立・鞍掛山 200本の巨木が生育可能
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新聞名
東京新聞
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元URL.
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20081027/CK2008102702000115.html
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元urltop:
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写真:
 
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日立市はハイキングコースなどとして市民に親しまれている鞍掛山(標高二四八メートル)が百年後、たくさんの桜の巨木に囲まれた「桜の山」となるよう整備に乗り出した。十一月十五日には市民ボランティ アの力を借りて、桜の生育環境を整えるための下草刈りなどを計画している。
 明治末期、鉱山の煙害で山々から緑を失った同市は、その教訓を生かして桜の苗木を各地に植樹。桜は市の花に指定され、JR日立駅から延びる「平和通り」の桜並木や小木津自然公園など、随所に桜の名所がある。
 今回の「桜の山」づくりは、市の原点でもある桜をあらためて見つめ直そうという試みだ。
 市環境政策課によると、鞍掛山には大正初期、数ある桜の中でも特に煙害に強いとされたオオシマザクラが植えられた。現在は第二、第三世代が育っているとみられる。
 専門家らの調査では、桜は三十メートル四方の面積で巨木に成長することが分かった。試算では鞍掛山全体では二百本の巨木が生育できるという。
 だが、現状では山の一部はヤシャブシやヒサカキなどのやぶに覆われており、桜の巨木を育てるにはやぶの伐採や下草刈りなど、環境を整える必要がある。
 同課は「百年後、春を迎えれば山肌を桜色に染めるような山にしたい」と話す。
 同課は下草刈りなどに参加するボランティアを募集している。問い合わせは同課=(電)0294(22)3111=へ。
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