ID 9003
登録日 2008年 10月 7日
タイトル
「御柱用材」、シカ食害が拡大 昨年の倍以上の61本
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20081008/CK2008100802000009.html?ref=rank
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元urltop:
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写真:
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諏訪大社御柱祭の下社用材を調達する下諏訪町の東俣国有林で、ニホンジカの食害にあった御柱用材となるモミは六十一本と、昨年に比べ倍以上に増えたことが、地元の「御柱用材を育(はぐく)む会」の
調査で分かった。六日夜の調査報告会で同会は「調査区域外でも被害が広がっている可能性がある」と危機感を強めた。
調査は六月、昨年と同じ観音沢周辺の標高一、五〇〇-一、六〇〇メートルの山林で実施。樹皮を食い荒らすなどの被害状況を会員が歩いて確認した。被害木は昨年の二十九本より三十二本多く、幼木から御柱になる
ような巨木まで多岐にわたった。いずれも今春までに被害に遭ったとみられる。
特に、昨年の調査で二十二本を確認した範囲は五十一本と被害が集中。調査中にシカと遭遇したとの報告もあった。また調査区域外で、食害個所に防腐剤を塗った反対側が食われた木も見つかり、いずれ枯死すると
いう。
一方で、これまでに幹周囲に防護ネットを巻いた木は食害を免れ、効果を実証。引き続き対策を進めると申し合わせた。報告会では、南信森林管理署がシカの個体数調整を目的にワナ猟による捕獲を計画しているこ
とが明らかにされた。
東俣国有林のうち、御柱用材の供給が可能な森林面積は三百八十ヘクタール。同管理署などによると、御柱候補木は千本近くあるとされ、これまでに三百本近くに防護ネットを巻いた。
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