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ID 8
登録日 2006年 1月 8日
タイトル
輪島市文化財に指定
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新聞名
北陸中日新聞
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元URL.
http://www.hokuriku.chunichi.co.jp/00/ikw/20060108/lcl_____ikw_____004.shtml
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元urltop:
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写真:
 
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寺山のアテ原生林、小坂家のノトキリシマツツジ、漆天日くろめ・なやし精製技術 【左】漆天日くろめ・なやし精製作業風景=輪島市横地町で【右上】寺山のアテ原生林=輪島市町野町寺山で【右下】小坂家のノトキリシマツツジ=輪島市赤崎町で  輪島市教委は市天然記念物として「寺山のアテ原生林」(町野町寺山)「小坂家のノトキリシマツツジ」(赤崎町)の二件、市無形文化財として「漆天日くろめ・なやし精製技術」(保存会)一件の合わせて三件を新たに市文化 財に指定した。これにより市指定の文化財は、天然記念物が二十八件、無形文化財が七件の計百四十三件となった。 (石本光)  寺山のアテ原生林は、急傾斜地のやせ地に自生するヒノキアスナロの純林で、二カ所に推定樹齢三百五十~四百年の三十二本の生木がある。アテの原生林は、県内では輪島市と珠洲市にあるだけ。ヒノキアスナロの 南限は、これより北の新潟県・佐渡とされているだけに、文化的財価値が高いとされた。
 ノトキリシマツツジは、加賀藩時代の嘉永六(一八五三)年に当時の十三代藩主・前田斉泰が能登を一巡した際に、久左衛門家(小坂家)で見てたちまち気に入り、そのまま金沢城に運んだ名木の子孫とされる。樹高約三 メートル、枝張り約四・四メートル。史実的にも貴重な点が指定の理由だ。
 天日くろめ・なやしは、漆の精製作業の工程を指す。機械作業が主流となったが、保存会(八井汎親会長)は今も真夏の太陽の光と熱を利用し、手作業で取り組んでいる。塗師職人たちの高齢化により、次々と姿を消し つつある中で受け継がれている手作業の知識と技術は、文化財的価値が高いと認められた。
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このページの公開日は1999年11月11日。最新更新日はです。

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