ID 8787
登録日 2008年 9月16日
タイトル
長太の大クス」を保護 幹周りに稲ワラ
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/news/20080911-OYT8T01083.htm
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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県の天然記念物に指定されている鈴鹿市南長太(なご)町の巨木「長太の大クス」を保護するため、幹周りに稲ワラを敷き詰める作業が、13日早朝から行われる。地元の南長太第1自治会(杉野博祥会長)が、
関心のある市民らに協力を求めて実施する。この大クスは、樹高26・9メートル、枝下高7・9メートル、根元周囲13・5メートルの巨木で、1963年に県の指定を受けた。樹齢は不明だが、地元の伝承では1000年を超え
るといわれる。
稲ワラを敷く作業は、2004年の猛暑や台風で、葉のほとんどが落ちるなどの被害を受けたため、自治会と住民らでつくる「大くす保存会」が、樹勢を回復させようと、保水や土壌改良に効果のある稲ワラを敷いて保存
活動に取り組んだことが始まり。現在、巨木は元気を取り戻しているが、稲ワラ敷きは稲刈りの後の恒例行事となった。
刈り取りした周辺の水田に残された稲ワラを集め、幹の周り約1200平方メートルに敷き詰める。大クスの根の保護に効果があるといわれ、同自治会と保存会では、地域が誇るシンボル樹の保護保存活動に、市民の参
加も呼びかけている。作業は早朝7時40分ごろから。水田からワラを運び出すため、「長靴や手袋を持参してほしい」と話している。
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