ID 8741
登録日 2008年 9月10日
タイトル
1000本目寄贈へ 荘川桜二世育ての親の道下さん
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20080909/CK2008090902000016.html
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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荘川桜の二世を育て苗木を全国に贈っている高山市荘川町牛丸の旅館経営道下隆司さん(61)が、累計1000本目となる依頼を岐阜駅前整備工事の業者から受けた。樹齢15年以上で幹回り20センチ以上
の木を選び、秋のうちに発送する。
荘川桜は、1960年、御母衣ダム建設で湖底に沈む寺から湖畔に移された。道下さんは1990年、荘川桜の林を作ろうと、湖畔で生き続ける2本の桜から落ちた種を育て始めた。
3年後、神山征二郎監督の映画「さくら」のロケ隊が訪れた時、出演者やスタッフに苗を贈ったのがきっかけで荘川桜の存在が知られるようになり、これまでに全国約130カ所から依頼が来た。
贈った先から届く手紙や写真をまとめたファイルは15冊以上。日本中で荘川桜の子孫が育ち、花を咲かせている。
さまざまな出会いを生んだ1000本の桜に思いをはせ、道下さんは「育て始めた時はこんなことになるとは思わなかった」と感慨に浸っている。
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