ID 8605
登録日 2008年 8月26日
タイトル
温暖化でピンチ! ナラやブナの森がなくなる?
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新聞名
ジャーニー
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元URL.
http://www.japanjournals.com/dailynews/080826/news080826_3.html
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元urltop:
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写真:
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地球の温暖化がナラ(oak=日本ではカシと訳されることも多い)やブナ(beech)、トネリコ(ash)といった英国に自生する樹木を脅かしており、英国の原生林は存続の危機にあると、森林の専門家チームが警
鐘を鳴らしている。
ナラやブナといった木々はこのところ、木が突然枯れてしまう細菌病に襲われている。この細菌病は、シャクナゲ類に付着していた菌が原因で起こるもので、既に米国西海岸のナラに大きな被害を与えている。
原生林を中心とした森林地帯は、数千年に渡って繁茂してが、地球の温暖化やこうした疫病に脅かされているために、氷河期以来の危機に直面しているという。
森林の専門家らは、英国の自生樹木は温暖化に対応できずに英国南部から追いやられ、代わりに、より平均温度の高い乾いた気候にも順応できる外来の植物が南部の森林の大部分を占めるようになるだろうと予測して
いる。
「植物の多くはある程度の気候の変化には対応するだろうが、干ばつや嵐など極端な事象がこれから増えると考えられるだけに、今後も引き続き研究観察が必要」とイングランドの自然保護団体「Natural
England」の森林学者、キース・カービー博士は話している。
専門家チームがまとめた研究結果は、来月開かれる環境研究学会「British Ecological Society」で発表される予定。
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