ID 745
登録日 2006年 4月10日
タイトル
伐採した古木で花台 御霊神社のヤマザクラ
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新聞名
両丹日日新聞
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元URL.
http://www.ryoutan.co.jp/news/2006/04/10/000303.html
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元urltop:
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写真:
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福知山市中ノの御霊神社の社務所広間に、樹齢100年近いヤマザクラの古木を使った優美な花台が飾られている。昨秋伐採した境内のヤマザクラを生かしたもので、岡部一稔宮司は「長年親しまれた樹木の
存在を後世に伝えていきたい」と話している。
このヤマザクラは、広小路通りが西に伸び、同神社が御霊公園西側の現在地に移された1918年(大正7年)、境内上段の拝殿向かいに植樹された。その後、市の名木指定を受けている参道脇のヤマザクラとともに市民
らに親しまれてきたが、朽ちてきたため、昨年9月下旬にやむを得ず伐採した。
輪切りにした木には空洞も見られた。だが、自然がつくる造形は美しく、岡部宮司が直径60cm前後の根元の部分を花台にして残したいと、同市三和町芦渕の木工業、東山進さん(60)に加工を依頼した。東山さんは古木
の形状を生かし、木の表情を読みながら断面のかんながけ、やすりがけの作業を進め、丹念に磨いたあと油でふきあげて完成させた。
古木を譲り受けて仏像を彫り上げている人もいる。
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