ID 9008
登録日 2008年 10月 7日
タイトル
下諏訪町の御柱の森づくり協議会 鹿食害を報告
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新聞名
長野日報
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元URL.
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=12144
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元urltop:
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写真:
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下諏訪町の御柱の森づくり協議会(会長・上條稔御柱用材を育む会相談役)は6日夜、御柱の森における鹿食害にかかわる報告会を同町役場で開いた。同町の東俣国有林での鹿によるモミ食害調査について
報告し、対策を協議。26日の樹木防護ネット設置作業実施を決めた。南信森林管理署は同国有林で、15日に一般参加者を募った防護ネット設置を行うほか、同町内では初めて鹿捕獲わなを仕掛ける。
同協議会は御柱用材を育む会、町、諏訪大社、諏訪大社大総代会、観光協会、町木遣保存会などで構成し、約20人が出席。同育む会が6月8日、観音沢付近の標高1500―1800メートルで実施したモミの鹿食害調査
によると、61本の被害木を確認した。昨年10月の第1回調査と同じ4エリアに分けて実施し、前回に比べ32本も増加した。
特に県道八島高原線の金銘水近くで▽Aエリア(御柱用材候補木124本)=枯死2本、被害4本の合計6本、前回比3本増▽Bエリア(御柱用材候補木107本)=被害51本、前回比29本増▽Cエリア(御柱用材候補木140
本)=被害6本、前回調査と同じ―と被害が集中した。幼木から成長木まで被害は広範囲で、樹齢による違いはなかったという。
同育む会の長崎英和会長は「これまで植樹が主だったが、育む会としても予防に力を入れていかなければならない」と述べた。これまでの設置状況から、樹木に巻く防護ネットが有効と判断。南信森林管理署が防護ネッ
トを提供し、同育む会が26日、設置作業を行う。
同管理署は20日から狩猟解禁前日の11月14日まで、林道沿いに、くくりわな30基を仕掛け、鹿15―20匹を捕獲する予定。捕獲状況により、来年度以降も設置を検討するという。
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