ID 729
登録日 2006年 4月 8日
タイトル
花粉症でなくても油断禁物 ヒノキ飛散ピークに
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新聞名
神戸新聞
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元URL.
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000016286.shtml
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元urltop:
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写真:
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「今年は花粉の飛散量が少ないのに、症状がひどい」。花粉症に悩む人からそんな声が相次いでいる。昨年、大飛散した花粉が体内に蓄積、新たな発症や症状の悪化を招いているためだ。兵庫県内ではス
ギ花粉はすでに飛散が終わりつつあるが、ヒノキ花粉は今まさにピークを迎えており、七日の花粉情報も「非常に多い」。専門家は「花見の際もマスク着用を」と呼びかけている。(森 信弘)
花粉症はアレルギー反応の一種。生まれてから吸った花粉の量が一定量を超えると発症、容量は個人差があるとされる。
NPO法人「花粉情報協会」(事務局・千葉県)によると、昨年、兵庫県内のスギ花粉の飛散量は平年の二倍強だったが、今年は平年の半分で、昨年の四分の一にとどまっている。
それでも、同協会副理事長で西脇市立西脇病院耳鼻咽喉(いんこう)科部長の小笠原寛医師は「昨年の大飛散が尾を引いており、さまざまな報告から分析すると、病院に来なくても発症している人は多い」とみる。
同病院では、花粉の影響を受けないと思われる中国北部出身の女性が、今年になって発症した例が報告されている。女性は一昨年末に来日しており、昨年の大飛散が影響したとみられている。
一方、ヒノキ花粉は二十日ごろまで飛散が続くという。小笠原医師は「昨年、平年の約五倍に上る大量飛散を観測した加古川流域の人は特に注意してほしい」と警告している。
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