ID 8350
登録日 2008年 7月23日
タイトル
本物の森、子供たちに」宮脇昭氏が講演--幕張で
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20080723ddlk12040226000c.html
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元urltop:
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写真:
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日新聞企業人大学の7月講座が22日、ホテルグリーンタワー幕張(千葉市美浜区ひび野2)で開催され、宮脇昭・地球環境戦略研究機関国際生態学センター長が「命と地球を救う森林再生への取り組み」と題
して講演した。講演要旨は次の通り。
◇ ◇
古くから日本の集落は森と共にあった。古里の森を今も残しているのは、日本の先人たちの英知だ。森の木の根は土を抱き、地盤を強くする。高い木々は風や津波を防ぐ。森は自然災害から人々を守ってきた。阪神大
震災でも、道路や建物が倒壊する中、鎮守の森は残り、周辺の被害も少なかった。
セメントや鉄でできた工場や道路も必要だが、人を守る森の海も作っていかなければならない。そのためには、木を支えるつっかい棒を使うような木では1年でダメになってしまう。シイの木やカシの木などを、混植、
密植し、自然の掟(おきて)に従い、根が張った、本物の森を育てなければならない。
国内や中国、東南アジアなどでこれまで植樹を行ってきた。5年たてば、高さ4メートルの森になる。本物の森作りは、子供たちへの命の教育にもつながる。幅1メートルの土があれば、誰にでもできることで、皆さんにも
協力してほしい。【
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