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ID 8275
登録日 2008年 7月15日
タイトル
山林被害把握できず 栗原の森林組合
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新聞名
河北新報
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元URL.
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080716t13037.htm
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
  複数の写真が掲載されていました
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岩手・宮城内陸地震で宮城県栗原市栗駒・花山地区の山林に入る道が寸断され、林業関係者の不安が高まっている。山林の被害が業務に影響を及ぼすのは必至だが、被害の詳しい状況さえ確認できないの が現状。今後の作業をどこまで進められるかも不透明だ。
 栗原市の栗駒高原森林組合。1700人超の組合員がおり、所有する山林計約1万6700ヘクタールのうち半分ほどが栗駒・花山地区に集中している。
 「山林に入る林道や市道に土砂崩れや地割れがあり、山林の被害調査を阻まれる。遠回りして岩手県側から入ったり、途中で車から降りて歩いたりしたが、先に進めない場所が多い」。栗駒高原森林組合の菅原宗勝組合 長が厳しい現状を説明する。
 職員、作業員は計約80人。下刈りが7、8月の主な仕事で、地震後、作業対象の山林を重点的に調査した。約450ヘクタールのうち、道路寸断で作業が不可能な場所も組合員が作業道の修復に努め、現場で下刈りを進 めている。それでも、なお作業が不可能な場所が100ヘクタールほど残っているという。
 秋から来年の春にかけて除伐や間伐が必要な山林が約500ヘクタール、春に植林するために整備する山林は約50ヘクタールある。しかし、被害全体の把握については「恐らく無理だろう。組合員が山に入って確認し、 それらの情報をつなぎ合わせる以外、手はない」(菅原組合長)。
 調査は進めるものの、林道などの早期復旧は見込めず「車で行ける場所で作業するしかない」と菅原組合長。「ライフラインの復旧が優先なのは承知しているが、林業にとって山に入る道路は仕事の生命線。作業道 の補修も進めたいので、早急な復旧を願う」と訴える。
 これに対して栗原市は「国の災害査定に向けて林道の被害も詳細を調査している。現在は復旧に向けての準備段階」としている。
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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