ID　82

登録日　2006年 4月16日

タイトル

椿山公園を”桜の園”に 春来小卒生ら植樹

新聞名

日本海新聞

元URL.

http://www.nnn.co.jp/news/060416/20060416007.html

元urltop:

写真:

　

兵庫県新温泉町春来の春来小学校（田中幸吉校長）をこの三月に卒業し、中学校に進学した子どもたちが十五日、同地区の椿山公園で植樹活動に取り組んだ。植えたのは、卒業記念として地区に贈った八重 桜の苗木十八本。自分たちが植えた桜が咲き誇る日を頭に描きながら、地区の人たちと一緒に汗を流した。
　同地区（田中董区長）は十年ほど前から約十六ヘクタールの椿山公園で“桜の園”づくりを進めており、すでに約五百本の桜を植えているという。春来小の卒業生らはこの活動に協力しようと、卒業記念に苗木を贈呈。昨 年スギ林を整備した斜面にこの日苗木を植えた。
　活動には卒業生五人と保護者や教職員十一人が参加。約百本の桜の苗木植樹に当たった地区役員や老人会員ら二十人と一緒になって、スコップで穴を掘り、植えた苗を支柱にくくりつけるなど、雨の中の作業に懸命に 取り組んだ。
　福井飛鳥さん(12)は「植えたのは初めてで、大変でした。家にも桜はあるけど、いろんな名前や品種があるんですね。花が咲くのが楽しみ」と話していた。
　田中区長(75)は「非常にいい思いつきでありがたい」と感謝し、「春来には『そば処』もある。客を呼ぶ意味でも、周辺全山に千二、三百本植え、ここを桜の名所にしたい」と張り切っていた。