ID 703
登録日 2006年 4月 5日
タイトル
桜と酒にみる日米文化の違い
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新聞名
ライブドア・ニュース
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元URL.
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1823738/detail
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元urltop:
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写真:
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日本でも桜が満開だが、この時期、ワシントンの桜も満開だ。4月1日付英誌「エコノミスト」は日米の花見についてその文化の違いを寸描している。
春が来ると大いなる疑問が起こる。桜の花を愛でるのは酔っているほうがいいのか、しらふでいるほうがいいのか?日本では酔っているほうがいいというのが大多数の意見だ。花見時、日本人は公園に酔って座り込み
、瞬く間に散ってしまう華やかな桜の花に象徴されるはかない命に思いをいたす。酒でこの気分を高揚させることに誰もが共感する。
花見には格好の場所であるアメリカの首都、ワシントンではそういうわけにはいかない。モール近くのタイダル・ベイスンは1912年に日本から贈られた3000本の桜の木で取り囲まれている。毎年3月25日には恒例のナ
ショナル・チェリー・ブロッサム・フェスティバルが行われ、花火が打ち上げられたりオペラが演じられたりする。しかし、酒は禁物だ。桜の花の下で缶ビールを開けたりしたら、逮捕される危険がある。
ワシントンを訪れる日本人はこうしたことをどう思うだろう。彼らは、酔っ払って花見をすることは面白いが、カラオケで騒いだりすることは品がない、と素直に話す。日本の桜はワシントンのものより綺麗かもしれない
が、アメリカではドンちゃん騒ぎがないので心行くまで花を愛でることができる。それに日本では若いサラリーマンが会社の上司のために公園の花見をする場所を確保するために夜を徹して頑張らなければならないが
、アメリカではそういうことはない。【了】
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJニュースはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
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