ID 693
登録日 2006年 4月 3日
タイトル
中原の樹齢100年超『スダジイ』など 伐採の危機逃れる
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新聞名
東京新聞
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元URL.
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20060403/lcl_____kgw_____003.shtml
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元urltop:
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写真:
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マンション建設計画で伐採の危機にあった老木が生き延びた-。川崎市は、同市中原区新丸子東三の再開発地区にあった推定樹齢百年を超えるスダジイやヒマラヤスギなど七本をJR武蔵小杉駅近くの
市道わきに移植した。移植は、同地区内で進められているマンションの建設計画に伴うもので、樹形や樹齢などを考慮し、十二本が保存される。
同地区には、戦前から工場や企業の福利厚生施設などが集まり、同地区には約五百本の木があったが、マンション計画が持ち上がり、大半の伐採が決まっていた。
伐採前の市の調査で、樹齢が百年を超えるものがあると判明。折しも市は、同地区に隣接する同駅周辺の緑化計画を進めており、老木をこの地域のランドマークとして残そうと移植を決めた。
移植された七本の樹木は、いずれも樹齢五十-百年で、高さ八-十六メートルの大木。市は昨年七月、重さ三十トンのスダジイを約四十メートル離れた区画道路沿いに移植するなど、枝を払うことなく、そのままの姿で
運んだ。残る五本は再開発を進めても伐採の必要がないため、現在の場所で保存される。
市公園緑地課は「地域のシンボルとして目立つ所に木を残し、木にこれからも(地域の)歴史を見守っていってほしい」と話している。
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