ID　690

登録日　2006年 4月　3日

タイトル

弘前公園、行ってみたい桜の名所１位

新聞名

陸奥新報

元URL.

http://www.mutusinpou.co.jp/news/06040207.html

元urltop:

写真:

　

行ってみたい桜の名所の第一位は弘前公園―。民間気象情報会社大手のウェザーニューズ（本社東京）が行った桜に関する初めてのアンケートで、弘前公園が頂点に輝き全国的な知名度の上昇を裏付けた 。二十三日には弘前さくらまつりが開幕するが、全国を対象にした調査結果は追い風になりそうだ。
　一般参加者がカメラ付き携帯電話を使い、それぞれの地域の開花過程を報告する「さくらプロジェクト」が三年目を迎え、桜をいろいろな角度から感じ取ることで一層楽しんでもらおうと、今回初めてアンケートを試みた 。問いは三つで、プロジェクト参加者二千五百人のうち千四十三人から回答を得た。
　この結果、弘前公園は七十票を集め、二位の吉野山（京都）に十一票の大差をつけて一位に輝いた。三位は高遠城址公園（長野）、四位は嵐山、清水寺（京都）、造幣局桜の通り抜け（大阪）。ほかに東北以北で十位以内 に入ったのは、旭山公園（北海道）だけだった。
　選んだ理由は求めていないためはっきりしないが、弘前公園の知名度の高まりをうかがわせ、関係機関の積極的なＰＲで広く浸透してきたようだ。また「思い出に残っている桜は？」の問いでも「夫と見た桜が良かった」「 ゴールデンウイークに満開を迎えるのを思い出す」「高校のころ、桜吹雪の祭り会場で遊んだ」など、弘前公園での思い出がつづられたものがあった。
　一方、桜の好きな姿についての回答は（１）桜吹雪（３２％）（２）満開（２８％）（３）散り始め（２０％）―の順になった。弘前公園の桜はゴールデンウイークと見ごろが重なるのに加え、外堀、園内、西堀で開花にそれぞれ二 日程度の時差があるため、タイミングが合えば一日で四―六分咲き、満開、二―五分散りの三つの姿を楽しめるのも特徴。花の状態の好みに幅があることが分かり、これらに対応できることもセールスポイントの一つに なりそうだ。
　また同社は連日、各地の開花予測をホームページで公表しており、一日現在の予測では弘前公園の開花日は二十二日と、気象庁の予想より二日早い。