ID 7740
登録日 2008年 5月24日
タイトル
ブラジルの特殊山野~カアチンガ地帯~
.
新聞名
サンパウロ新聞
.
元URL.
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DA_N_ID =12&DO_N_ID =22966
.
元urltop:
.
写真:
.
カアチンガは、ブラジル東北部の乾燥地を覆う半不毛地特有の樹木で、長い乾燥期に葉がすべて枯れ落ちる。
カアチンガが自生する面積は、セルトンと呼ばれる奥地の八〇万平方kmに広がる。カアチンガとは、トゥピ・グァラニー族の言葉で「白い森」(葉のない樹木)を意味する。
セアラー、北リオグランデ、パライーバ、ペルナンブッコ、セルジッペ、アラゴアス、バイア、ピアウイー各州及び、ミナス州北部に広がる。
同地域の気温は高く、年間平均二五度から二九度。地表は浅く、石が多い。
自然植物と人の共存がそこに四〇〇年前からある。アマゾーニアや大西洋森林のように森林を伐採することなく、独自の技術開発によってそれが進められた。
カアチンガの樹は高さが二〇メートルに伸びる、四から五メートルで止まる、二メートル以下の三種類ある。水分を内臓する樹種、雨水を出来るだけ吸収しようとする根の浅い樹種などもある。
よく知られている樹種はウンブゼイロ、ウンブラナ、マンダカル。樹種によっては、ろう、繊維、植物油採取に利用される。葉は牛の餌になる。
..