ID 7722
登録日 2008年 5月23日
タイトル
森とふれあう市民の会:鎮守の森の自然一目で 150カ所調査冊子に
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/nara/news/20080523ddlk29040719000c.html
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元urltop:
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写真:
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桜井市の自然環境保護グループ「森とふれあう市民の会」(栄嶋まゆみ代表)が、市内の社寺、古墳などの植物調査結果を冊子、「桜井の自然 鎮守の森の調査報告」にまとめて発行した。約150カ所を5年が
かりで現地観察して作成した。桜井の鎮守の森が一目で分かる貴重な資料。
主な内容のうち、冒頭の「桜井の自然マップ」は市内全地図に神社、寺院、陵墓・古墳、指定天然記念物など約150カ所の位置を数字や、記号で示して紹介している。「巨樹、古木の一覧」では、約500種の巨樹、古木、
珍しい木などを取り上げた。由緒あるものは、特徴を添えて解説。どこに、どのような木があるか、教えている。
天一神社(同市鹿路)の林立するスギの巨樹、市内最大の天神社(同市小夫)のケヤキ、満願寺(同市今井谷)のエドヒガンサクラなど計113枚のカラー写真も盛り込んでいる。
同会は03年春、全国の鎮守の森を研究する「社叢(しゃそう)学会」から、桜井の社寺林の調査依頼を受けたのを機会に発足した。
副代表の吉堂求・朝倉小教頭(奈良植物研究会員)は「鎮守の森は歴史を実証する自然博物館だ。地球環境を守るためにも、緑を大切にしていきたい」と話した。
B5判、30ページ。5000部発行。希望者は郵送料140円切手を同封して、桜井市三輪354「三輪座」内、森とふれあう市民の会(0744・49・3818)へ。【稲田敏雄】
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