ID 7694
登録日 2008年 5月21日
タイトル
松尾鉱山跡地を森林に 植樹計画で協定 岩手
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新聞名
河北新報
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元URL.
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/05/20080521t31004.htm
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
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岩手県八幡平市の松尾鉱山跡地の森林再生活動で、市民団体「再生の森協議会」(盛岡市)と盛岡森林管理署、県は20日、植樹や体験活動に国有林の利用を認める協定を結んだ。官民一体で計画的に活動
を進め、長期的な視点で森の再生を目指す。
協定は、国や県が管理する国有林約120ヘクタールが対象。盛岡市に事務所を置くNPOなど3団体でつくる協議会に国有林の活用を認め、新たに参加を希望する市民団体の窓口役も委ねる内容になっている。
市民団体の活動はこれまで、管理署などへの個別の事前申請が必要だった。協定後は協議会として各団体の年間計画を提出することで、申請の手続きが不要になるメリットもあるという。
3団体は本年度、計4回、ミズナラ、ナナカマド、トチなどの計5000本以上の植樹を予定している。松尾鉱山の跡地は酸性土壌で木が育ちにくいが、協議会が植樹場所や樹種の選定を計画的に行うことで、環境や生態
系に配慮した森づくりが期待される。
20日は、協議会や県などの関係者が盛岡市の県公会堂で協定の調印を行い、植樹用の苗をポットに分けて持ち帰った。
出席した協議会の高橋秀洋会長は「協定は喜びだ。跡地を豊かな生態系の森にしたい」と述べ、構成団体のNPO法人森びとプロジェクト委員会みちのく事務所の泉山忍事務局長は「協議会を受け皿に活動の輪を広げ
たい」と抱負を語った。
県環境保全課は「森づくりには時間がかかる。県としても活動を継続的に支援していきたい」と話している。
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