ID　7634

登録日　2008年 5月20日

タイトル

ツバキ枯れる 野々市の町花木 役場隣接の公園、３年で３分の１

新聞名

富山新聞

元URL.

http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20080520103.htm

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野々市町役場に隣接する、あらみや公園芝生広場で、三年前に約百八十本植えられたツバキが次々と枯れ、三分の一の六十本程度にまで減少している。質の悪い土壌と広場一面に整備された芝生によって ツバキの根が育たないのが原因とみられる。町は「町花木」であるツバキが咲き誇る美しい広場を取り戻すため、土壌の改良や木の根元の芝生を刈るなどの対策に乗り出す。
　あらみや公園は新庁舎建設に合わせ、二〇〇五（平成十七）年八月に整備された。敷地面積は一万平方メートル、芝生広場は約三千平方メートルで、ツバキのほかに桜やサザンカなどが植樹され、町民の憩いの場とし て親しまれている。
　町都市計画課などによると、広場の土壌は硬い泥と砂利が多く、水がたまる傾向にあることに加え、すき間なく芝生が整備されたことにより、ツバキの根が育たず根腐れしている。桜やサザンカなどの木にも影響を与 えているが、ツバキほどの被害はないという。
　町は年度内に土壌の改良や、木の根元の芝生を刈るなどしてツバキが育ちやすい環境を整える。新たに二十―三十本のツバキも植える予定で、町は「問題なく育つよう万全の対策を取りたい」（都市計画課）としてい る。