ID 7610
登録日 2008年 5月17日
タイトル
木造校舎のぬくもりを 仙台の庄子さん写真集出版
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新聞名
河北新報
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元URL.
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/05/20080517t15031.htm
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
写真が掲載されていました
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仙台市宮城野区の印章店経営庄子喜隆さん(50)が県内の木造校舎を撮った写真集「木造校舎に刻まれた童心。」を出版した。約10年間に42校を撮影。老朽化に伴い解体された校舎も多く、往時をしのぶ貴
重な資料となりそうだ。
写真集はB5判で128ページ。日本一長い廊下の小泉小(本吉町)や校庭の桜が見事な丸森小羽出庭分校(丸森町)など、四季折々の学びやの風景を収めている。
表紙は学校の廊下から教室の中を見つめている子どもの写真。校庭のブランコで児童が遊ぶ姿を撮った1枚もある。
庄子さんはカメラが趣味で、1993年に仙台の旧市街地で最も古い東仙台小が解体される新聞記事を読み、消えゆく木造校舎を写真で残そうと思った。市町村の教育委員会から現存する校舎を聞いて、撮影を始めた。
撮影はフィルムカメラを使った。木造の味わいを出すため、モノクロで撮っている。97年からは山形県でも撮影し、2005年までに約80校を撮りためた。
庄子さんは「小学1年の時に母校の校舎が焼失したこともあり、木造校舎に愛着があった。子どものころに木造校舎で過ごした団塊世代の人たちが、当時の記憶を呼び起こすきっかけになるとうれしい」と話している。
写真集は宮城野区の出版社「風の時編集部」の発行で、2940円(税込み)。仙台市の主な書店で販売されている。連絡先は庄子さん022(256)2340。
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