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ID 7536
登録日 2008年 5月 9日
タイトル
伐採から一転、保存のケヤキ 再生へ本格治療
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新聞名
神戸新聞
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元URL.
http://www.kobe-np.co.jp/news/touban/0001020946.shtml
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元urltop:
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写真:
  写真が掲載されていました
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伐採の運命から一転、移植保存された高砂市米田町米田の大小2本のケヤキ。昨年夏ごろから枯れ枝が目立ち始めるなど衰弱が進んだため、樹木医による治療がこのほど始まった。地域を見守ってきたケ ヤキとこれからも共に過ごすため、地元の有志が依頼した。(長嶺麻子) ■資金集めにコンサート 秋に地元有志■  ケヤキは現在、市の保存樹に指定され、樹齢はそれぞれ二百年前後とみられる。かつては道の向かいの造り酒屋の敷地に根を下ろしていた。道の拡幅工事に伴って一度は伐採が決まったが、地元住民らの強い要望で 八年前、現在の場所に移植された。
 しかし、移植時に根の大半を除去してしまったことにより、それぞれ十三メートル、八メートルの高さがある幹や枝を支えきれなくなっていた。近くで自然食品店を営む三好一郎さん(52)は「樹皮の色も悪くなり、見てい てしんどそうだった」。
 治療を依頼された樹木医の松元廣美さん(79)=加古川市新神野=は「幹や枝に対して根が十分にない状態。枝先まで栄養が行き渡らず、少しずつ枯れている上、木に雨水がたまり、腐食している」と診断。キノコのサ ルノコシカケも生えて菌がまん延していた。
 松元さんの指示で、四月から地元の造園業者が枯れ枝を切り取り、腐食した部分も除去し、合成樹脂を注入するなどの治療を施した。痛々しい姿ではあるが、これから百年以上元気でいてもらうために必要な作業だと いう。松元さんは「人の手で動かした木。最後まで人の手で守らなければならない」と力を込める。
 治療は夏場はいったん休止し、秋に再開する。そのころに、ケヤキの治療費の寄付を募るためのコンサートも計画している。
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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