ID　7507

登録日　2008年 5月　6日

タイトル

屋久島「遺産の森」枯死広がる

新聞名

南日本新聞

元URL.

http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=10531

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　屋久島西部にある国割岳（１３２３メートル）へと続く尾根。４月末、ユネスコの世界自然遺産登録地にあたる険しい山中に立つと、絶滅危惧（きぐ）種・ヤクタネゴヨウ（マツ属）が白く乾いた肌をむき出しにして 枯死していた。
　陽光を求め、天を突き刺すほどの樹勢を誇りながら力尽きた大木は、周辺だけでも３０本超。屋久島全体に広がる枯死数は不明だが、近年その数が目立つ。研究者らは工業化が進む中国大陸から飛来する大気汚染物 質が枯死の原因の一つとみて調査を続けている。
　広域化が進む大気汚染や温暖化。足元で起きている異変は、地球規模で進む環境破壊への鋭い警告となっている。