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ID 7384
登録日 2008年 4月25日
タイトル
森林再生へ官民協定 旧松尾鉱山跡地
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新聞名
岩手日報
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元URL.
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080425_3
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元urltop:
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写真:
 
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八幡平市の旧松尾鉱山跡地の森林再生活動で、県と盛岡森林管理署、市民団体で作る「再生の森協議会」は、連携して森林再生に取り組もうと5月に協定を結ぶ。市民団体が県民と行政の「調整役」になるこ とで、計画的な植樹や新たな参加団体のスムーズな受け入れが期待される。閉山から約40年。今なお多額の資金を費やす「負の遺産」への関心が近年高まっており、活動の輪が市民レベルで広がりそうだ。
 協定では3者の権利や役割、植樹の際のルールなどを明確化する。対象地域は、地下の坑道により陥没の恐れがある危険地区を除く120ヘクタール。締結期間は5年の予定だ。
 再生の森協議会は、2003年から緑を取り戻そうと活動を続ける東北地域環境計画研究会(盛岡市)と、05年以降に参加した盛岡市の特定非営利活動法人(NPO法人)森びとプロジェクト委員会、いわてNPOセンター の3団体で2月に結成した。
 協定締結後は、活動の市民リーダーとして、生態系に配慮した計画的な植樹や強酸性の土壌でも生育できる植え方の研究、実践、継承を図る。参加希望者の受け入れ窓口となり、助言や指導も行う。
 県環境保全課の荒谷克己生活衛生・鉱業担当課長は「森の再生は坑廃水の中性化に役立つ。水質改善のためにも植樹を進めてほしい」と歓迎する。
 いわてNPOセンターによると、05年度に100人前後だった植樹の参加者は2年間で2・5倍に増えた。07年度には松尾鉱山が日本の近代化に貢献したとして、経済産業省が「近代化産業遺産」に認定した。県外にも 周知され、植樹の問い合わせも増えたという。
 盛岡森林管理署の村岡康博次長は「森の再生活動が市民と一緒になって発展することを願う」と広がりに期待する。
 同協議会の高橋秀洋会長は「今までは各団体が自由に植樹していたが、今後は相互に連携し豊かな森を取り戻したい」と話す。
 旧松尾鉱山とは 1969年に閉山後、強酸性鉱毒水が北上川に流入する環境汚染が大きな社会問題となる。北上川は一時赤褐色に染まった。強酸性鉱毒水は毎分18トン流出、新中和処理施設で中和している。年間管 理費用は約5億円。
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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