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ID 7301
登録日 2008年 4月21日
タイトル
木製冑19日から一般公開 矢巾・歴史資料館
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新聞名
岩手日報
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元URL.
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080418_5
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元urltop:
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写真:
 
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 矢巾町西徳田の国史跡徳丹城跡から全国で初めて出土した7世紀後半の木製冑(かぶと)が保存処理を終え、19、20の両日、同所で開かれる徳丹城桜まつりに合わせ、町歴史民俗資料館で初めて一般公 開される。17日、町教委が記者会見で発表した。
 木製冑は2006年、城跡の井戸の底から出土。トチノキをくりぬいて作られ、表面には漆。長径24・5センチ、短径20・0センチ、高さ16・8センチ、深さ14・9センチ、厚さ2・0センチ。古代の木製冑が完形品で出土し たのは初で、日本の武具史上、貴重な発見と注目されている。
 町教委は奈良県の元興寺(がんごうじ)文化財研究所に分析と冑の保存処理を依頼。放射性炭素(C14)年代測定で、城が使われていた9世紀前半ではなく7世紀後半に作製されたと判明。
 冑は縁に沿って22個の小さな穴が1周するなど計29個の穴があり、ブナの木くぎが詰められていた。町教委文化財係の西野修係長によると、縁に沿った穴は首を防御するための「錣(しころ)」を取り付けるための穴 の可能性があり「水くみおけとして利用するために木くぎで穴をふさいだのではないか」と推測するが、真相は不明だ。
 保存処理は、ポリエチレングリコール(PEG)含浸法という、安全性と信頼性が高い方法で行われた。
 町教委は、冑の復元・複製品も作製。一般公開は19日午前9時から午後8時まで、20日は午後4時半まで。木製冑と復元品のほか、井戸の枠板に転用されていた琴の板など30点以上を展示する。26日から5月6日ま でも一般公開する。以後は復元・複製品を常設展示し、本物は特別な機会だけの展示となる。
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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