ID 7241
登録日 2008年 4月17日
タイトル
大鳥居用の苗木、大半が枯死
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新聞名
中国新聞
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元URL.
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200804170004.html
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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世界遺産、厳島神社(廿日市市宮島町)の大鳥居の建て替えに備え、住民と林野庁が島に植えたクスノキの苗木約300本の大半が枯死している。専門家は周りの樹木が日光を遮っているためと分析、生育環
境を改善するべきだと指摘する。大鳥居の用材にするには樹齢500年以上の大木が必要。遠い将来を見据えた事業を成功させたいと、住民らはあらためて植樹を実施する。
植樹場所は、包ケ浦地区の国有林約0.8ヘクタール。住民らでつくる「宮島千年委員会」と広島森林管理署が連携、2003年4月に1―4年生のクスノキ約200本を植えた。しかし、植樹した年の秋には一部が枯れ始め、毎
年12月に苗木を補充してきたが効果はみられず、現在は大半が枯れた。
一帯は常緑樹が生い茂り、昼でも薄暗い。委員会は秋に周囲の枝や葉を取り除くよう森林管理署に要望。今年は植樹を6月に変更するほか、一帯を流れる小川の近くに重点的に植えることも検討している。
【写真説明】シカよけの防護策の中で葉を5,6枚つけているクスノキを観察する星出代表理事。大きさは植樹当時のままで成長していない
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