ID 7195
登録日 2008年 4月15日
タイトル
稲荷桜:満開、心ひとつに 地元住民や出身者ら花見
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/nara/news/20080415ddlk29040684000c.html
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元urltop:
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写真:
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下市町才谷の「稲荷桜」の下に地元の人や地区を離れた人約60人が集まり、満開の花の下で思い出話に花を咲かせ、お互いの近況報告をした。廃校になった母校のそばの老木がゆかりの人々の心を一つに
つないだ。
稲荷桜は推定樹齢350年のヤマザクラ。幹回り約4・2メートルで広げた枝は直径約20メートル。38年前、廃校になった旧才谷小の上の丘にある。8年前、幹に空洞ができ枯れそうになったが地元の森本勇太郎さん(8
8)、辻本昭さん(82)らが手入れして元気を回復。05年、村民や出身者が「才谷稲荷山山桜研究会」(約60人)をつくり、コケを除き、草刈りなどをして守ってきた。
今年2月、東側の杉約20本を所有者の協力で伐採し日照と風通しを確保した。整備祝いを兼ね、会員が会として初の花見に集まった。奈良市の巨木愛好者グループ「グリーンあすなら」の会員約70人も訪れ、古木の
風格を楽しんだ。
会事務局の楠山正文さん(60)は「この木が頑張っている姿を見るとエネルギーをもらえる。地区の誇り。守っていきたい」と話す。【
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