ID 7157
登録日 2008年 4月12日
タイトル
写真/能海寛ゆかりのハクモクレン見ごろ
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新聞名
山陰中央新報
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元URL.
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=501984004
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元urltop:
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写真:
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チベット探検家・能海寛(一八六八年-没年不詳)の生家である浜田市金城町の浄蓮寺横で、寛が植えたハクモクレンが見ごろを迎えた。樹齢百年を超える巨木は、今年で生誕百四十周年を迎える探検家の
足跡を、静かに伝える。地元では十五日から記念展が始まるほか、五月に能海の歌碑巡りが企画されている。
ハクモクレンは一八九八年の秋、結婚間もない寛が妻・静子とともに植樹。同年十月には郷里を立ってチベット探検に向かい、一九〇一年四月十八日の手紙を最後に消息を絶った。
結婚、旅立ちから百十年を経た現在、木は樹高十五メートル、幹回り一・八メートルに成長。市天然記念物にも指定されている。今年は平年より一週間遅く、九日ごろに開花し、白い花が、周囲の赤い石州瓦に映えている
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八分咲きとなった十一日には、広島の歴史愛好家らが訪れ、花を満喫した。満開は十三日ごろ。能海寛研究会の隅田正三事務局長は「美しい花を眺め、能海の功績をしのんでほしい」と話した。 市金城歴史民俗資料館
では書簡や紀行文、愛用の図書など展示する「能海寛展」を十五日から八月三十一日まで開催。五月三日は新緑の中、ウオークラリーで歌碑十基を巡る。問い合わせは波佐公民館
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