ID　7087

登録日　2008年 4月　8日

タイトル

マメナシ：小牧市天然記念物に 湿地帯に自生の希少植物

新聞名

毎日新聞

元URL.

http://mainichi.jp/area/aichi/news/20080408ddlk23040245000c.html

元urltop:

写真:

　

牧市は、同市大草の湿地帯に自生するマメナシを市天然記念物に指定して保護することを決めた。環境省レッドデータブックで絶滅危惧（きぐ）種に指定されている希少植物。市指定の天然記念物はクスノキ（ 日吉神社）、クロマツ（小牧小）、シイノキ（多気十二柱神社）に次いで４種目。
　マメナシは、ナシの原種といわれるバラ科ナシ属の落葉高木。４月中旬に白い花が咲き、夏に直径１センチほどの実をつける。国内では長野、愛知、三重３県だけに自生が確認されているという。小牧市内では数カ所 の自生地が確認されていたが、都市化に伴う開発で次々と消滅し、現在は同市大草地区だけになったという。
　今回、指定されるのは小牧東部地区工業団地に隣接する市有地約４７００平方メートル。４～７本の小群落が３カ所に点在し、計２１本が自生している。最大のものは樹高１１メートル、幹回り２・４メートル。病害虫によって やや弱った木も見られるが、大半は良好な生育状況という。今後、定期的な病害虫防除や除草、雑木の伐採などの管理に努め、保護していく。【