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ID 7080
登録日 2008年 4月 9日
タイトル
写真大/人を狂わせる桜フェロモン? 「桜の三大名所」長野・高遠の桜を愛でる人々
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新聞名
MSN産経ニュース
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元URL.
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/080408/sty0804082323007-n1.htm
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
 
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「桜の三大名所」の一つとして知られる高遠城址公園(長野県伊那市高遠町)のふもとから、毎年花見シーズン限定で桜情報を発信しているサイト「高遠の桜」(http://www.h5.dion.ne.jp/~hanami/)が人気を 集めている。昨年は延べ16万アクセスを記録した。運営する地元の鍼灸師、伊藤直樹さん(42)は熱狂的な桜ファン。桜の妖しい魅力について「人を興奮させる魅惑成分のせいではないか」と話す。
 中央アルプスと南アルプスに抱かれた伊那盆地にある旧高遠町。高遠城址公園には1500本の桜が咲き乱れ、人口6900人の旧高遠町に例年、30万人の花見客が訪れる。
 伊藤さんに「三大名所の一つだそうで」と尋ねたら、「私たちは天下第一だと思ってますけど。城址公園にそういう碑があるんです」と答えたあと、「でも、私たちはただ、美しい桜を多くの人に見てもらいたいなあ」と、童 顔の桜色のほっぺを赤く染めて言い添えた。控えめなところがいかにも信州人らしい。
 高遠城址の中で生まれ育った。明治の廃藩置県後、城址が民間に払い下げられた際、伊藤さんの高祖母(ひいひいおばあさん)が購入して家を建てたためだ。伊藤さんは物心つく前から高遠の桜の木の下で育った。今 は城址のふもとに針灸院「六九堂」を構え、仕事の合間に桜をデジカメに撮り、院長室のパソコンに向かってサイトを更新する。2003年にサイトを始めて7回目の花見シーズンを迎えた。
 「桜の魅力? 何だろう」と少し考え込んだ伊藤さんは、こんな話を始めた。「気分が盛り上がるんですね。桜からは虫を惹きつける魅力成分が出ていると思うんですよ。虫を寄せるための成分を人間が嗅ぐと、興奮状 態になる。それが人を狂わせるのでは、と個人的には思っているんですけど」  実際、「桜フェロモンで人が陽気になる」という説は確かに存在するようだ。
 「お花見って激しいじゃないですか。東京の上野公園では女の人が脱ぎだしたりするそうですし。高遠の人もふだんは争いを好まない穏やかな人たちなのに、桜が咲き出すとそわそわしてくる。殺気立つ人もいる」  全国から押し寄せる30万人の花見客を事故のないようにさばくのは、静かな高遠の町の人たちにとっては「合戦」なのだという。
 町では、そんな戦いの殺気を和らげる女子中学生たちの活動の話も耳にした。城址公園の近くにある市立高遠中は例年、花見客のために校庭を駐車場として開放している。マイカーで駐車の順番を待つ人や観光バ スでやってきた人たちに、女子生徒が制服姿で桜茶を振る舞うのだという。桜茶とは、桜の花びらの塩漬けにお湯を注いだものだ。
 伊藤さんは「女子中学生が制服で接待というと、変なイメージを持つみたいですが…」。花見客からは「疲れが取れる」と好評という。
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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